冷え
久しく更新していない間に随分と寒くなりましたね。
二宮整体では寒い時期、極力バイクや自転車には乗らないように
指導されていますが、どうしても乗らないといけない方は
上着の前をしっかりと締めて冷風を
受けないよう工夫して乗るように心がけてください。
冷たい風を通すと扇風機の前で、直接風を受けるようなものですから
心臓が冷えて狭心症のように胸が苦しくなったりする
ことがあります。
以前、テレビを観ている時にマレーシアかタイだか忘れましたが
一人でなくたくさんのバイクに乗る人が上着の前後を逆に着て
乗っているのが映っていました。
なるほど、なかなか風を遮るにはいいかもしれませんね。
僕にはファッション的にちょっとビミョーでしたので
遠慮しておきますがお気になされない方はどうぞお試しください。
そういう事ですので冬は前方からの風に気をつけなければならないの
です。
もちろん足元の冷えも大事です。この前来られた40代の女性の方
の足の3、4指骨間の冷えの急所が板のようにガチガチになって
おられました。
その指骨間を愉気しているだけでも、氷を直接触れているみたいに
こちらの手が熱を奪われてジンジンと痛くなってくる程でした。
それで話をお聞きすると冬でも家の中では
裸足で過ごしておるとの事でした。
足元を冷やすと扁桃腺が腫れたり、膀胱炎にもなったりします。
もちろんその旨をお伝えし「足湯」をおすすめしましたら
早速、やります。とおっしゃっていました。
ちなみに真冬でも布団から足を出して寝る方がおられますが
それも足を冷やしきった状態で、感覚が鈍っている状態なのです。
ですから、無理をしてでも靴下を履いて寝るようにすることです。
すると最初は考えられないと思っていても
徐々に足が冷えていたんだ、という正常な感覚が戻ってきます。
昔から「頭寒足熱」と言いますように頭と足というのは両極に位置して
おり拮抗しております。ですから足をどんどん冷やすと頭の熱が下がら
ずにどんどん赤ら顔になってまいります。
逆に足をどんどん温めてやると頭の熱が下がってまいります。
お腹でも同じで胸骨の下の上胸部が固くなりますと反対の丹田の力が
抜けてまいります。もちろん丹田に弾力があり、上胸部の力が
緩んでいるの状態がベストだと言う事はほかでもありません。